Q7:『外来緑内障手術』について①

緑内障にも色々なタイプがありますが、今回は一晩で失明する危険性のある、閉塞隅角(へいそくぐうかく)緑内障についてお話します。

目は、水の入ったゴム鞠のような物で、栄養分・酸素等を運ぶ房水の水圧で目の丸みを維持しています。しかし遠視の方(若い時は遠近共によく見えたのに、40歳前から近くが見えにくくなってきた方)は、目の奥行きが短い上、房水の出口(隅角)が加齢と共に狭くなりやすいのです。

ある日、急に隅角が閉じて眼圧が上昇し、目の痛み、充血、頭痛、吐き気(緑内障発作)を来たし、一晩で失明する閉塞隅角緑内障になるリスクが高い目である可能性があります。

発作の予防としては、美智子皇后様も受けられましたが、レーザー光線で虹彩にバイパスを開け、房水の流出を促進する方法があります。当院では2種のレーザーを用いて手術を行っており、痛みなく5分程度で終わります。入院も不要です。眼帯も行わず、両眼同時に行っても、運転してお帰りいただけます。レーザーと聞きますと怖いと思われる方がほとんどで、皆さん緊張してこられますが、レーザーを実際受けられますと「心配して損をした」と言うくらいの治療です。

このレーザーを行っておけば、「緑内障の方は気をつけましょう」というお薬の服用も問題なくなります。

早期発見・早期治療が肝心。目には自信がある方も、定期的に眼科受診を。